Nature Island AG-Fish
カナダ・フィッシングガイドの自然生活 徒然雑記帳。
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agfishca

Author:agfishca
空には白頭鷲が舞い、海峡にはシャチが泳ぐカナダの小島、クアドラ島に潜むフィッシングガイドagfish 。生まれも育ちも日本。正真正銘の日本人なのだが、半生を島で過ごしているから、この頃はちょっと怪しいらしい。

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ハミング・バード

メスのハミングバード、オスはメタリックブラウン 一体どの種類なんだろうか?

「ブン、ブン、ブン、ハチがとぶ」と窓の外にやってきたのはハチはハチでもハチドリです。
英名はHummingbird(ハミングバード)と呼ばれる鳥ですが、ハミングというより 「ブ~ン」というハム(HUM)からきている名前です。
南北アメリカ大陸にのみ生息する種類の鳥で、カナダでは春から夏の間だけ見ることのできる渡り鳥。
特技は1秒間に90回も羽ばたく俊敏な翼を利用して、ホバリングすること。
これができるのはヘリコプターと一部の戦闘機とハミングバードだけとか?
さらに驚くことに翼の角度を変えれば後進することもできる不思議な鳥です。


数年前、家の中に紛れ込んで息絶え絶えのハミングバードを捕まえたことがあります。その大きさは握った手の中にすっぽり入るほど。重さは数グラムというくらい小さな生命です。
家の中で長い間迷っていたのでしょう、見つけたときは飛ぶ気力もないほど弱っていました。
外に出しても飛び立つことはできません。

どうしたものかと考えることしばし。

以前、「ハミングバードは新陳代謝が早いからいつも食べてなければいけないんだ。」という話を思い出し、砂糖水をご馳走することに。
昔、カブトムシに与えた時と同じように砂糖たっぷりの砂糖水を作り、ハミングバードをそっと持ち上げてくちばしを砂糖水の中に。
するとハミングバードのくちばしの先からチョロチョロっとヘビのような長い舌が出てきて飲み始めたのです。
「そうか!蜜しか食べないハミングバードのくちばしはストロー状なんだ」とこのとき始めて知りました。

砂糖水を飲んだとたんに元気百倍。
手のひらを広げてやると、長居は無用とお礼も言わずに飛んでいきましたとさ。


今日も朝からブン、ブン、ブン。
毎年我が家ではこの羽音で春の訪れを知ることになるのです。


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Q-バッグ
qbag.jpg
    島での買い物はこのQ-バッグが必需品 

ここクァドラ島ではこの2月から全てのお店からレジ袋が消えた。

日常お店で当たり前のように支給されるレジ袋の膨大な数はこの国でも同じ。
カナダではこのレジ袋はリサイクルの対象にならないため、ゴミ捨て場には連日消費されたレジ袋が人々のエゴにより捨てられていく。
毎年地球上で消費されるレジ袋の数は星の数よりも多い?と思えるほどの量に違いない。

美しい自然と環境を愛するクァドラ島民が黙っているはずがない。
「便利なだけでよいのか?」という疑問が島民から持ち上がったのだ。

このアクションは政府からの要請があったわけでなく、島民自身が自ら決めた取り組みであり、そのソールションとして生まれたのがクァドラの頭文字「Q」をあしらった「Q-バッグ」という買い物カゴならぬ買い物袋だ。

カゴとは違い薄手の布生地でできたバッグは、折りたためばポケットにも入るくらい小さくなるから持ち運び便利。コストダウンを狙って島の商工会が共産し、全てのお店で使えるようにとひとっのデザインで統一し、買い物バックを作り出した。
それがQ-バッグだ。

今ではQ-バッグを持たずに買い物に行くとレジ袋がないから全て手で持ち運ぶか、Q-バッグを新たに購入する羽目になる。

不便といえばそのとおりかもしれない。
だが、人間は便利を求め消費をすることで、毎日いかに多くの自然を破壊し続けてていることを考えれば、このくらいの不便は取るに足りないものではないだろうか。

不便生活は環境に優しいエコ生活なのである。

Q-バッグの画期的な思想を元にか、来る7月からは、バンクーバー島全ての大型スーパーからもレジ袋の使用を中止する計画が進められている。

そのことから見ても、この国民の環境への関心と取り組みは真剣だ。

このアクション。
日本の皆さんは、どのように考えますでしょうか?


白身のキングサーモン

  左から、マーブル、オレンジ、レッドとさまざまな色のキングサーモン

minamoさんのリクエストで白身のキングサーモンについて。

通常サケの身は赤、オレンジというのが一般的ですが、ここキャンベルリバー周辺には白身のキングサーモンが溯上する河川があります。

普通白身のサケといえば川に上って産卵の終わったホッチャレのボソボソした身を連想される方もいらっしゃるともいます。しかし、この白身のキングサーモンは脂がタップリ乗った産卵前のサケです。
赤身のキングサーモンはサーモンらしい味ですが、白身はどちらかというとトロのよう。脂がタップリ乗っていてトロリと舌の上でとろけるようです。

以前はエビ類などを食べないから白身なのだろうなどという噂がありました。
でも、実際は赤身のキングサーモンと食物は同じであり、長年の遺伝の結果、黄色人種から黄色人種が生まれるように、白身のサケから白身のサケが生まれるとのことです。

では、黒人と白人の交雑のように、白身と赤身が混ざったサケが生まれるのでは? 
と思われるでしょうが、同じ河川の中で赤身のサケは上流部、白身のサケは中流部で産卵することにより交雑を避けているとも言われます。
それでも同じ川だったらやはり血は混ざるようで、写真の左のようなマーブル(オレンジと白が所々混ざっている)のサーモンが生まれるのでしょうね。

市場ではサケは赤身という観念があるため、一般には白身のサケは出回りません。
ごく一部ですがニューヨークなどの高級レストランとクアドラ島の料亭「梅ちゃん」などで、希少なサケとして高価で取引されているようですヨ。



ストロベリー・ケーキ



なぜかこのところケーキなのです。
それもこの2週間の間に4回も。

先日カミさんが日本の友人達に手作りスティールヘッドケーキなんぞを振舞ったことが事の始まり。

その時、友人の中にケーキ職人のN氏がいて いろいろアドバイスを頂き、メールでレシピまで教えてもらえるありがたさ。

目指せ職人とまでに、ふんわりふっくらスポンジケーキの試行錯誤を重ねてるのです。

焼きすぎのためか?温度なのか?なぜかスポンジがパサパサ、ぼそぼそ。
NGを何回も出されての4作目です。

娘は「もうケーキは勘弁して」とさすが連日のケーキに困惑の模様。

それでもこのケーキはわずかながらシットリ、ふわふわ、見た目が悪いけど85点を獲得して、ケーキ攻めも一件落着といったところでしょうか。

次回は、皆様に1mスティールヘッドケーキを振舞うとの噂もある、カミさんストロベリー・ケーキ。
さて、お味の方はいかなるものに???



スクープ!
sr12.jpg
           写真と記事はマッタク関係ございません



かみとく日日新聞 のスクープ記事から!


これはカナダBC州の規則そのものです。
手遅れになる前に現実化を期待したいものですな。
鋼頭鱒 賛歌 最終章
takahasi.jpg
スカジットラインに重~いシンキングティップと大きなフライ

雨から5日目。
朝晩の冷え込みで川の水位はかなり下がってしまった。
恵みの雨の恩恵はもうここまで、「今日を逃したら チャンスは次回の雨までは望めないかもしれない・・・」という焦りを感じながら、執拗に細かいポイントを探る。
大物は必ずいるはずだ。
ただ食わないだけなのだ・・・。
わずかでも深い淀みに確実にフライを入れていく。


二手に分かれたグループの下流組が上流に移動してきた。河口部に近いポイントではいつものように何もなかったという。
下流組の中には先日スチールヘッドを手にした村上氏がいた。
村上氏はモンゴル、ニュージーランド、北アメリカ、と世界中を釣り歩いた経験をもつ大物釣師。
過去十数回ものスチールヘッディング暦を持つ氏だが、今までの自己記録は先日の58cmだった。



murakami.jpg
 これこそ待ち望んでいた大物、94cm、18ポンドのオス 喜びの村上氏


午前中、誰かに攻められてしまったポイントではあるが、村上氏にとっては初めてのプール。
その最もよさげな場所に決めたファーストキャストに奇跡は起きた。

流れの合わせ目に漂わせたフライに、重いアタリ。
教科書どおり竿を立てずにアワセたという。
力強い重い走りのあと、大きな三角の頭を水面に出しての迫力のヘッドシェーク。

本物がきてしまったのだ!

それが相当のサイズであることを知ってからは無我夢中。自分一人でこれほどの大物と戦っていることに恐怖さえも覚えたという。


スチールヘッド3jpg
                    見事な尾鰭である


目の前に横たわったのはわずかに婚姻色をまとったオス。
スチールヘッドとよんで羞じることのない立派な大物だ。

「サマーランならともかく、ウインターランのスチールヘッドをフライで釣ろうなんて考えるのは狂気に等しい!!!」
地元のプロでさえも難しいと考える本物の栄光が目の前に横たわっている。


希望をもって目標に向かいつづければいつかその夢はかなうものである。
鋼頭鱒釣師たちはそう信じ翌日も冷たい流れに浸かった。





かくして、鋼頭鱒釣師たちの修行の旅は終わった。

チャンスがあった人。
キャスティングが上手くなった人。
魚を見ることができた人。
栄光を手にした人。
それぞれどんな思いを胸に帰国していったのだろう。

吹雪に凍え、雨に打たれ、重い流れに流され水没しても諦めることを知らない鋼頭鱒釣師達。

釣り続ける限り可能性は無限に広がる。
次のキャストに何かが起きると信じて止まない。
今度こそは自分の番なのだ。

その情熱を失わない限り、いつの日か必ずあなたにも栄光が訪れるはずである。


鋼頭鱒釣師達に拍手を一つ

鋼頭鱒 賛歌 3

                 鋼頭鱒釣師のウエポン


先日のまとまった雨のおかげで気温が上がり、わずかながら春の匂いが漂い始めた。
増水した川には薄濁りがはいり、どの深みからもアタリがありそうなくらい良いコンディションになっている。

朝一番、三投目、不意打ちを喰らうかたちで、一人の鋼頭鱒釣師の竿に激しいアタリがあった。
心の準備もないままジャンプしたその魚は、赤い体側を見せ針をはずしていったという。
そして、その後カットスロートらしきアタリも・・・。

やはりあの雨は恵みの雨だった。今年になって始めての増水に川が湧き立っている。茶色に淀むどのプールからも魚の気配が濃厚に感じられる。
湧き立っているのは魚だけではない。地元の人々もこの日を待っていたのだろう、今まで誰もいなかった河原のあちらこちらに釣り人の姿が見られた。

takahasi2.jpg
               深く沈め、ゆっくりと流す


翌日、濁りが取れ水位が下がり始めた。
まだまだいけそうな流れの中、他の仲間の一人が、重い魚を掛ける。流木を避けての攻防。しばらくの綱引きのうち、頭を振られ無念にもいなくなってしまった。

サーモンと同じよう産卵溯上をする大型鱒のアゴは、想像以上に硬い。不意に竿を立ててアワセようとするなら、針はアゴの骨に深く食い込むことはなく、頭を振られ針をはずされてしまう。
アタリがあったら竿を立てずに糸を引く。そして、竿の根元の硬い部分を使いしっかり掛けることが大事なのだ。もちろんそのためのリーダーは太く硬いものである方が有利なことは言うまでもない。

残りは数日。
頑張れ鋼頭鱒釣師!



最終章に続く・・・

鋼頭鱒 賛歌 2
salmonr.jpg
           新雪に輝く山々。鋼頭鱒釣師、試練の時である。


スチールヘッドは、雨あとの増水を利用し溯上する。
天候が悪くても、雪では積もるばかりでなんの助けにもならない。
新雪で輝く遠方の山は今日も美しいばかりだった。

あまりの条件の悪さに、各方面に連絡を入れ状況を探ってみた。
しかし、受話器の向うから聞こえる言葉は「ゼンゼンだよ」とか、「2週間前の雨の時は釣れたらしけど・・・」などと聞きたくない言葉ばかり。
その数少ない情報の中で、南の川で少ないながら小型のスチールが釣れているという話を頼りに車を走らせる。

空から落ちる白いものは、日が高くなるにつれ液体に変わり、フロントガラスに打ち付けはじめた。待ち望んだ、雨がやって来たのだ。
これなら、いけるかもしれない。

nagata.jpg
          寒帯雨林に恵みの雨が降る


雨のバンクーバー島。苔むす原生林の森を抜け河原に下りると、良い感じで濁りが入っている。
午前中にはジャンプしてる魚を見たという話に、一投ごとのキャストに力が入った。

その日の午後早く、東京M氏の竿に大望のスティールヘッドのアタリがあった。
58cm、5ポンドほどのニジマスともいえるくらいの小型魚。
それでも、初めてのスチールヘッドに釣師達の心は湧いた。

steel4.jpg
    放してしまえ!もっと大物を狙おう!!!

以前は大物が釣れたこの川。
しかし、孵化場からの稚魚放流が始まって以来、魚体は小さくなってしまったようだ。
北アメリカのどの河川でもこの傾向にあるのは同じ。孵化場は魚の数は増やせても、大型魚は作ることはできない。
人工ではダメなのだ。

大物スチールヘッドは人の手が入らないネイティブ・ランの川のみ存在する。
神秘に満ちた原始の奥深い森から流れ出す水の中、何万年もの血統を受け継いだ溯上鱒たち。
大物創りは神のみがなせる技なのだ。
だから狂気の鋼頭鱒釣師はスーパースチールヘッドと呼ばれる大物を探してBC州太古の自然の流れで釣りすることになる。

雨に打たれ、風に吹かれ、寒さの中 何十日間もアタリがないことはザラ。
まさに修行の日々である。

その修行の末に手にするものは一生に一度めぐり合えるかもしれない本物。
それこそ真のライフ・タイム・フィッシュなのだ。

遠来の鋼頭鱒釣師達は明日も修行に出かけることになる。



続く・・・・

鋼頭鱒 賛歌 1
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               吹雪の中の釣り タフな釣りだ


日本から鋼頭鱒釣師たちが現地入りしたのは午後遅くになってからだった。
天気予報の予想とおり曇り空は雨に変わり彼らをを歓迎しているかのように次第に激しくなっていく。

気温2度。3月なのに意外な寒さにに戸惑いを隠せない彼ら。
想像以上に厳しい釣を強いられのでは・・・という不安を胸にモーテルにチェックイン。明日からの釣の準備に余念はなかった。


翌朝。気温マイナス2度。
案の定、雪模様の中スチールヘッディングが始まった。
風が吹き、大きなボタン雪が見る見るうちにロッドに積もる。
指はかじかみフライを結ぶこともままならない。

気温の低さで川は渇水気味。どのプールにも魚の気配はなかった。

それでも鋼頭鱒釣師の心はどこに潜むかわからないスチールヘッドへ熱のこもったキャストを続ける。

しかし、次の日も、そのまた次の日も、川は押し黙ったままだった。

「雨がほしい、少しでも温かい雨が・・・」鋼頭鱒釣師の一人がつぶやいた。

スチールヘッドを河に呼び込む<恵みの雨>がほしいのだ。


続く・・・・・・
鋼頭鱒 賛歌 ギャラリーⅡ
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苔むす森。苔むす川。
清流に生命の鼓動が聞こえる。



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雨ニモマケズ。雪ニモマケズ。
・・・でも、ヤッパ、手足が冷たくってタマラン・ヨ。




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寒さの後の小休止。
熱いコーヒーが身にしみる。
特大のハンバガーをほうばれば、身も心も溶けていく。






鱒之助先生の勇壮な後姿。
「ねぇ、先生。早く釣って見せてくださいな。」





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流木の上に積み重なる石。
雪代の仕業だ。
春先の増水は毎年のように川を変えていく。
ここは想像以上の暴れ川。
その流れで生き抜く生命はたくましい。





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エッグフライをくわえたカットスロート鱒。
ブリティッシュ・コロンビア・コーストの数ある溯上魚の一つ。
銀色のコンディションの良い魚体だ。





鋼頭鱒 賛歌 ギャラリーⅠ
スチールヘッディングの画像をどうぞ。



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水はあくまでも透明、上流には原始の森がある。
太古からの流れが今も大物スティールヘッドをはぐくむ。





この流れのどこかにスチールヘッドが潜んでいる。
バックが取れない場所もあるのでスカジットラインのシステムが使いやすい。




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恵みの雨を喜ぶ北海道のフィッシングガイドminamo氏。
この雨がスチールヘッドを呼び込めばいいのだが・・・。




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「どんな毛鉤?どうやって??」 河原での作戦会議?
minamo氏を取り巻き興味津々の鋼頭鱒釣師たち。




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河原をさまよっているのは鋼頭鱒釣師だけではありません。
河原に切り倒された切り株。そうです!ここは、住人、ビーバーくんの作業現場。
彼らは、森林組合に雇われてる?のではございません。
アルダーの樹皮は彼らの食料です。


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鋼鉄の男 鋼頭鱒釣師。
でも、こういう日はコタツでミカンを食べながら
テレビを見てたほうがいいんじゃないのかな~ぁ?





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